信州大学東京同窓会が平成28年2月6日(土)にアルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)5階 穂高の間において開催されました。校友会はこの東京同窓会に協賛しています。
例年2月の第1土曜日に開催されているこの会は、学部の枠を越えて信州大学の名のもとに卒業生、教職員、在学生らが集う会として定着しています。今年も在学生を含め120名余りの出席者を得て開催されました。
会のプログラムは、卒業生による講演会、大学からの報告、東京同窓会総会と続き、最後の懇親会では農学部産のジャムが当たる抽選会も行われました。
今年の卒業生による講演会は、昭和32年に本学医学部を卒業後、東京大学医学部教授、日本人類遺伝学会理事長などを歴任された 中込 弥男(なかごめ やすお)氏 が「遺伝子できまること、きまらぬこと」と題してお話をされました。
誰もが知りたい遺伝子のはたらき・役割についてわかりやすく解説いただいた後は、会場から次々と質問が飛び出してみなさんの関心の高さが伺えました。また中込氏のユーモアを交えた回答に会場はしばしば笑い声に包まれました。
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スピーチされる中込氏 |
質疑応答の様子 |
次に濱田州博学長から、「信州大学の現状について」と題して報告がなされました。本学を巡るデータをもとに現状を示された濱田学長の報告に対しても、会場から多くの質問や、また本学に対する希望が述べられ、お集まりのみなさまの「信大愛」を感じるところとなりました。
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お話する濱田州博学長 |
質疑応答の様子 |
続いて行われた東京同窓会総会では、役員の改選、会計監査等の報告がありました。
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東京同窓会会長 新井正明氏(農学部OB) |
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その後、会場を3階に移して懇親会が開催されました。松川誠司信州大学理事の来賓挨拶の後、神田鷹久信州大学同窓会連合会代表の乾杯の発声で始まった懇親会は13テーブルに分かれ、参加者の席が指定されていますが、それぞれのテーブルは学部や性別が偏らず初対面の人が一緒になるように配慮されているので、どのテーブルも自己紹介から始まって話題は次第に広がり、会場は賑やかになりました。
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松川誠司理事の来賓挨拶 |
神田鷹久同窓会連合会代表 |
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会場の様子 |
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また、今年は昨年よりも5名多い7名の在学生がこの東京同窓会に参加しており、卒業生と会話する姿が見られました。紹介のために壇上に上がった7名からそれぞれの近況と将来への希望が語られ、会場から暖かい拍手が送られました。
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在学生のスピーチ |
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懇親会の後半に行われた抽選会では、賞品の農学部産のジャムを手にした人たちからは笑みがこぼれていました。
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ジャムが当たりました |
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最後は恒例の「春寂寥」を斉唱して会場は心を一つにし、また次年度の再会を誓いました。
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「春寂寥」の斉唱 |
全員で記念撮影 |
この東京同窓会では、会場に知の森基金への募金を呼びかける募金箱が設置され、総額53,500円を知の森基金にご寄附いただきました。多くの皆様にご協力をいただきましたことに心より感謝いたします。
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会場入り口に設置された募金箱 |