信州大学東京同窓会が平成30年2月3日(土)にアルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)において開催されました。校友会はこの東京同窓会に協賛しています。
本会は総会と懇親会の二部制となっており、信大出身者が東京で集まる恒例行事です。学部の枠を越えて信州大学の名のもとに卒業生、教職員、在学生らが集う会として定着しています。本年は180名以上の参加がありました。
第一部では、長野県立歴史館館長 笹本正治氏(人文学部昭和49年卒)より「川中島合戦に一騎打ちはあったのか?」というタイトルで講演が行われました。
人文学部において長年、山村史、信仰史、民族史等様々な角度から日本史の研究を続け、現在も精力的に活動している同氏の講演は、武田信玄と上杉謙信の有名な一騎打ちについて、その真偽を様々な資料を基に問いただす内容でした。軽妙な語り口の中に、研究を続ける中で明らかとなった一般的には常識となっている史実が必ずしも事実とは限らない、という同氏の解説に、参加者一同引き込まれていました。
講演される笹本正治氏
その後、大学本部からの報告として、濱田州博学長より「信州大学の現状について」というタイトルで、主に大学の機能強化に関する本学の評価や産学連携等の状況を中心として、本学の一年間の取組について説明がありました。大学評価ランキングや産学連携の実績については好成績に喜んでいただき、学生の活躍や学生ならではの活動紹介を大変興味深く聞いておられました。また間近に迫った平昌オリンピックの話題については多くの関心が寄せられていました。
大学の現状について濱田学長からの説明
引き続いて第二部は会場を移して懇親会が開催されました。
本学同窓会連合会の神田代表の乾杯の御発声で和やかに会が始まりました。
例年通り、懇親会では各テーブルで司会役が決まっており、ほとんど初対面同士でありながら各々の自己紹介や近況の報告、学生時代の思い出など、どのテーブルでもかなりの盛り上がりを見せていました。
また、2019年に創立70周年を迎える信州大学山岳会のOB団体学士山岳会から、記念事業と山岳会についての紹介があり、同年開催される信州大学70周年・松高100周年記念事業にも多くの関心が寄せられました。
神田鷹久同窓会連合会代表 各テーブルで歓談
また、昨年に引き続き信州大学交響楽団から現役の学生が参加して、演奏を披露してくれました。馴染みの深い楽曲の演奏で一層和やかな雰囲気となり、更に、春寂寥の合唱でも伴奏を担当、信州大学の世代を越えたつながりを感じることができました。
その後、一同揃っての記念撮影を行い、盛会のうちに散会となりました。
信大オケのメンバー オケの伴奏で春寂寥を大合唱
全員で記念撮影 180名が集い大盛会となりました
本会では学生の奨学・留学支援の知の森基金についても時間を割いていただき、事務局より知の森基金への寄附をお願いさせていただきましたところ、大変多くの方々にご協力を賜りました。
総額で46,118円の寄附をいただきました。ありがとうございました。
東京同窓会は2019年も2月の第一土曜日に開催される予定です。