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信州大学マラソン2021が開催されました

信州大学マラソン2021が信州スカイパーク陸上競技場において2021年11月20日(土)に開催されました。
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 信州大学マラソン(以下、信大マラソン)は、2013年に全学教育機構の「スポーツ実践演習(教員の免許状取得のための選択科目)」の授業の一つとして第1回が開催されました。授業のねらいは『生涯スポーツとして人気のあるマラソンを完走できる技術、体力、精神力を涵養し、生涯にわたってマラソンなどのスポーツを楽しむことができるようになること』です。2014年からは、学生と市民がマラソンを通して交流することを目的に一般枠を募集するようになり、毎年多くのランナーが参加していました。しかし昨年と今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、学生のみが参加する「授業」として開催され、今年は45人の学生が参加しました。
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 今年参加した学生から事前にこの授業を選択した理由を聞いたところ、「教職課程で体育の単位が必要だった」、「受験の時に運動をあまりしなかったので、しっかり運動できそうな授業を選びたかった」、「自身の健康のために走りたいと考えていて、授業を受講することで走る際のフォームやコツを学び、質の高い走りを身に着けられると思った」といったように、一人ひとり状況をしっかり考えて授業を選択したことが伺えました。
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 コースは陸上競技場をスタートして、ハーフマラソンは1周回10.55kmのコースを2周回、フルマラソンは4周回してタイムを競いました。学生たちは今年の6月から集中授業の中で、ウォーキングのための基礎トレーニングやジョギング練習を徐々に距離を延ばして実施しました。それらを通して自分の体力やペース調整力などを測り、フルマラソンかハーフマラソンかを選択して、以降は不定期に開かれる授業と地道な個人練習を約半年間重ねてきました。
 最も力を入れた練習は何だったか尋ねところ「長距離でも足が痛くならないよう疲れにくい走り方を意識し定着させた」、「自分が一番楽に一定の速度で走れるペースを見つけて練習した」、「1km6分のペースを基本として最後まで走る余力を残したペース配分を意識し、またモチベーション向上のためにスマートフォンのアプリで走る距離を記録した」など、完走するために自分の体力気力を見極めつつ方法を工夫したことが見て取れました。
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 走り終えた学生からは「目標だったフルマラソンを完走できた」、「40kmを時間内に走りきるという事前の目標を達成できた」、「諦めずに完走することができた」といった喜びの声を聞くことができました。どこが一番苦しかったか、又は面白かったかといった感想と一緒に、一番印象に残ったところは何か尋ねてみました。「30kmを超えたあたりが一番辛く、太ももがちぎれるかと思った」、「4周目がとても辛く、心が折れそうになった」といった声が寄せられました。やはり後半になるほどこれまでの疲労が蓄積して、最初のようなペースを維持するのが難しいのでしょう。ですが共通して聞けたのが「周囲の方々のサポートや応援が支えになった」や「同じランナーの人やサポーターに励まされた」という、同じように頑張っている人の姿勢や声援が励みになったという声でした。
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 来年参加する学生へのメッセージとして「マラソンを走り切った後は達成感があって、とても気持ちが良い」、「体育の授業の中でもかなり大変な部類だと思うが、新しく友達ができ、その友達とマラソン完走という大きな目標に挑戦することで、より仲良くなることができる。大学時代の頑張った記録にもなるので是非参加して欲しい」という声を聞くことができました。来年の大会こそ、一般ランナーの方も参加できるようになって、選手同士でより刺激を与えあえるような大会になるといいですね。今年参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。
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