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国立大学法人信州大学

校友会設立記念 特別企画「信大OG対談」が実現!!

上場企業が回答した大学ランキング
就業力「信州大学が独創性1位」は
信州人の温かい支援と豊かな自然環境から生まれた?
  2014年8月3日、信州大学校友会の設立記念式典・記念講演会に、記念講演の講師と総合司会をお願いした信州大学の卒業生で、放送業界の第一線で活躍されているフジテレビの中島久美子さんと長野朝日放送の蔵田玲子さんに、短い時間ですが、インタビューする機会をいただきました。
 お二人は、なんと同期で、この日十数年ぶりの再会とのこと。期せずしてこの時大学で話題になっていた「本当の就職力が育つ大学ランキング」(日経HR:2014年6月発表)の、信州大学“独創性1位”の評価をテーマに、感想などをお聞きしました。


佐々木さん
 最近日経HRより発表された、社会や企業が評価する「本当の就職力が育つ大学ランキング」の「独創性」評価で、信州大学はなんと1位になりました。
 早速、大学の公式facebookページでこの“快挙”を紹介したところ、卒業生の方を中心に「いいね!」1000件以上、リーチ数は3万弱と大いに話題となりました。
 (私も信大卒業生なので)ふと感じたのですが、たぶん昔から受け継がれた信大生のDNAのようなものあるのではないかと…お二人はこのランキングの評価について、どんな風にお感じでしょうか?

中島さん
 こうした評価をいただけたのは卒業生として、とても嬉しく誇りに思います。確かに私が学生だった頃、同級生はすごく元気で個性のある人が多かった印象があります。
 フジテレビに入社して最初は人事部の採用担当に配属されたので、日本全国からやって来る 何千という数の学生を見てきたのですが、テレビ局の面接を受けに来る学生は大抵元気で、強い個性を売り物にするような猛者が多かったんですね、多分今でも。あくまでも私の経験上の話ですが、全国的に見ても信大の学生は遜色なく個性的と言えると思います。

蔵田さん
 確かに個性的な友人が多かったように思います。また、そのことに加えて社会的な視点で、卒業してから感じた事があります。
 私が信州大学経済学部に入学した当時は、ちょうど「一芸入試」が始まった時期でした。社会に出てから、出身大学を聞かれ「信州大学です」と答えると、「“一芸入試”の信州大学ですね。(国立大学では)非常に面白い取組みですよね。」と言っていただける事が多くありました。経済学部の話ですが、「一芸入試にチャレンジする学生」=「個性的でユニークな人材」というイメージが徐々に社会に浸透し、信州大学の学生といえば挑戦する人材、という評価・認識に繋がっていったのではないでしょうか。

佐々木さん
 個性的な人材や大学の取組みがこのランキング結果に繋がっているというのは、非常に説得力のあるお話ですね。
 お二人の周りには、変わった方やユニークな方が多かったようですが、「特にあの人は独創性を体現していた」というような方はいらっしゃいましたでしょうか。

中島さん
 皆が個性的だったので(笑)特別誰がと言われてもすぐ出て来ないんですが…。きっといろいろな価値観があっても、共存出来る雰囲気だったから、皆居心地良かったんでしょうね。私自身も含めて。

佐々木さん
 個性的な人材が育まれている要因の一つには、県外出身の学生が多い事や県内に分散するキャンパスといった信大ならではの特徴が関係しているようにも思います。信大は県外から来られる学生が約7割を占めますので、多くの学生が初めての一人暮らしを経験し、また2年生になると、別のキャンパスに移るといったような…。
 こうした環境の中で、信大生は他大学に比べて環境に揉まれて、成長していくような気がするのですが、いかがでしょうか。

中島さん
 私は松本市出身でずっと地元にいたので、特別環境に揉まれたという実感はあまりありませんでした。むしろ、信大生という肩書きのおかげで地域の方々に温かく育てて貰ったという感覚が強くて、バイトの採用でも、卒論で行ったアンケート調査でもスムーズに受け入れて頂きました。これも多くの先輩方が地域との繋がりを大切にしてきたからでしょうか。感謝ですね。 でも、大学キャンパスにおいては先ほど佐々木さんもおっしゃったように、県外から来る学生の方が多かったので地元しか知らない私にとっては日本全国の人や文化を知れるいい経験が出来ました。視野が拡がったというか。

蔵田さん
 私は、宮城県仙台出身でしたので、親元を離れて信州へやってきました。初めての一人暮らしでしたので、私も地域に温かく育てていただいたことをとても感謝しています。
 卒業してからも長野朝日放送に就職して、信州に居着いていますが、仕事先でも、「信大出身」ということで、すんなり取材を受け入れてもらえたり、大きなアドバンテージになっていると思います。県内の方々の信州大学に対する温かい対応には、学生時代はもちろんですが、現在に至っても本当にありがたく感じています。

佐々木さん
 信大生には地域からの応援がある、というのは本当にありがたいことですね。その話は現役の信大生からもよく聞こえてきますので、今も変わることなく確実に続いているようです。学生たちにとって、また職員にとっても、非常に恵まれた環境です。

中島さん
 環境と言えば、豊かな自然の中にキャンパスがあることも学生の情緒や成長に大きく影響すると思います。 というのも、先日、経済のゼミの同級生と会う機会があって興味深い話を聞いたんです。彼女は今、群馬県の赤城自然園という森林公園の運営に携わっていて森林のスペシャリストのようになっているのですが、山や森には実際にセラピー効果があるというデータが存在しているそうです。大人も子供も森林の中に4時間身を置くだけで心と体、脳ともに活性化し、その効果は都会に戻っても一週間持続するそうです。凄いですね。 ということは、今思えば、信州は勉強するのに最高の場所だったんですね。納得です。

蔵田さん
 確かに自然に囲まれた田舎だからこそ、ということも大きいですよね。田舎だからこそ、遊ぶ事にも想像力を膨らませなければいけません(笑)  都会のように与えられるレジャーではなく、何をして遊ぶか、を考えるんです。友達はいるけれど、遊ぶ場所がない(笑)という状況の中で、近くの温泉を巡ったり、少し遠出をしたり…レジャー施設やショッピングモールじゃない遊び方や休日の過ごし方によって、独創性が鍛えられてきたのでしょうね。(全員笑)

佐々木さん
 お二人の話しを聞いていると、地域の温かい支援と豊かな自然環境、県内外から集まる友人たちの存在といった相乗効果で信大生のポテンシャルが活性化し、独創性を持った人材が育まれてきた、ということがよく分かりました。
 短い時間でしたが、楽しい、そして貴重なご意見を伺う事ができました。これからもお二人のますますのご活躍を祈念しております。本当にありがとうございました。